愛知県名古屋市中区栄五丁目10-34tel. 052-241-4803 |
「きなこ」とは、大豆を煎り、挽いて粉末状にしたものです。
大豆を煎ると水分が減少しますが、その他の成分は、大きく変化しません。
そのため、きなこを食べることで大豆の栄養価をそのまま摂取することができるのです!
大豆は動物性タンパク質に匹敵する栄養価をもち、「畑の肉」とよばれています。
良質なタンパク質を多く含み、アミノ酸バランスが優れ、ビタミン、ミネラル、イソフラボンなども多く含みます。
脂質・糖質も高いですが、脂質の主成分はコレステロール低下作用に関連しており、糖質の主成分は腸内のビフィズス菌の増殖を促すとして注目されています。
サポニンは、ガン予防効果や抗ウイルス作用をもち肥満防止にも有効であるとされています。
乳化作用をもつレシチンは動脈硬化に優れた効能があり、レシチンの構成成分であるコリンは脂肪肝を防ぐ働きをもっています。
エネルギー | 水 分 | タンパク質 | 脂 質 | 炭水化物 | 灰 分 | |
---|---|---|---|---|---|---|
大 豆 | 417kcal | 12.5g | 35.3g | 19.0g | 28.5g | 5.0g |
きなこ | 434kcal | 5.0g | 36.8g | 23.1g | 29.8g | 5.3g |
大豆イソフラボンは女性ホルモンに似ており、様々な効果が得られるといわれています。
ガン予防、更年期症状の緩和、骨粗しょう症の予防、また美肌・美白の効果があります。
このイソフラボンを豊富に含む食材は大豆に限られているため、イソフラボンを摂取するには大豆食品が有効です。
特にきなこのイソブラホン含有量は、豆腐・おからなどの他の大豆食品と比べて、かなり多いのです!
豊富な栄養成分を持つきなこ。
餅やフルーツにかけたり、牛乳に混ぜてみたり、きなこなら簡単に食すことができます。
※参考:食物と健康の科学シリーズ「大豆の機能と科学」朝倉書店